s u n ' i n 柴 根 県 ⁺

歩ったり → & ↓ 潜ったり

Book/トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか

低体温症と事故の教訓
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羽根田治,飯田肇,金田正樹,山本正嘉(著)

単行本:304ページ
出版社:山と渓谷社
発売日:2010/7/23


内容紹介(引用)
2009年7月16日 北海道のトムラウシ山で15人のツアー登山パーティのうち
8人が死亡するという夏山登山史上最悪の遭難事故が起きた!
翌年2月24日には事故調査委員会による最終報告書が出され
今回の事故がガイドによる判断ミスと低体温症によるものと結論づけられた!
また1年の時を経て 同行ガイドの1人が初めて事故の概要を証言!
世間を騒然とさせたトムラウシ山事故の詳細に迫り検証したノンフィクションである!

 

内容(「BOOK」データベースより)
2009年7月16日
大雪山系トムラウシ山で18人のツアー登山者のうち8人が死亡するという
夏山史上最悪の遭難事故が起きた
暴風雨に打たれ力尽きて次々と倒れていく登山者
統制がとれず必死の下山を試みる登山者で
現場は衆らの様相を呈していた
1年の時を経て、同行ガイドの1人が初めて証言
真夏でも発症する低体温症の恐怖が明らかにされ
世間を騒然とさせたトムラウシ山遭難の真相に迫る!


ヾ('-'川
主催:ツアー登山専門/アミューズトラベル株式会社
セールスコピー:『魅力の大縦走 大雪山系縦断の満喫コース』
北海道最高峰の旭岳から歩き始め,
大スケールの景観が広がる縦走路を「遥かなる山」トムラウシ山へ,
無人小屋に泊まりながら縦走ならではの魅力が凝縮された
例年満席の大人気コースです!だとて・・・

 

水以外,食料・寝具自前で・・・2009.07.13~17/4泊5日
料金150,200yen(×15!儲かるねぇ!?)┐(;^_^*) ┌

 

事故当時15人の参加者!
男性5名69才~61才(平均65才)・女性10名69才~55才(平均63才)
男性3人のガイド:3人とも当日初対面!
・61才(リーダー/添乗員兼ガイド)初めての山
・32才(メインガイド/現地スタッフ)
・38才(サブガイド)


▼ 備忘録 φ(.. ) メモメモォ...
台風の様な強風雨による遭難事故
低気圧の通過とその後の寒気の流入悪天候による気象遭難!
日本山岳史上初めての世界に類を見ない大量遭難・・・

 

>低体温症による疲労凍死(計8人死亡/内ガイド2人含む)の原因
・夫のレインウェアを着ていた人!
高価なゴアテック製だがサイズが体より大きい分,
袖口や襟から雨が侵入し全身びしょ濡れなったと
下にウィンドブレーカーを着た者は下着までびしょ濡れになる事はなかったと・・・

 

●足元からの濡れ・・・これが無ければこン」な大量遭難にならなかったのではと!!!
登山道の水はけが悪く水の中をジャブジャブ歩くと
靴の中がびしょ濡れで足先からの冷えで体力消耗が一番堪えたと...
夏山でも雪山でも濡らさない事が一番大事なンやねヾ('-'川

 

・耐風姿勢・・・冬山登山では必須技術
腰を屈め姿勢低く両足で踏ン張り雪面に突刺したピッケルの3点保持が基本!
風に背中を向けない,風上を向くのが正しいとされる!
体が飛ばされそうな強風時は風上に重心の重い頭を持って来た方が安定する
風の強弱を読みつつ耐風姿勢と歩行を繰返し前進せよ!だとて

 

・当日朝の天気判断・・・
平野部向けの天気予報で判断をしてしまった!
平野部では低気圧通過後,下降流場に入り天気は回復するが高標高の山岳では
平野部より天気回復が遅れる事を考慮すべし!

 

・カロリー不足・・・
行動中に定期的に食べるのが登山技術の基本!

 

・この遭難事故は強風のためかよろける様に歩き出した時が低体温症の始まりで
発症から死亡まで約2時間だったと!

 

・登山中,低体温症になると・・・
筋肉繊維が壊れ肝臓の機能が低下し免疫能が低下,
低血糖,低タンパクになり血液が酸性になる『アシドーシス』になり生命に直結すると

 

・風速1メートルにつき体感温度は約1℃下がる(裸の場合)

 

・水難事故テキストにも衣類は出来るだけ着ておく方が体温維持効果が高いと記され
今回の場合も衣類が濡れていても重ね着をした人の方が有利であったと

 

・山行に支障を来さない範囲で背負える最大負荷の目安・・・
女性/50歳12kg・60歳8kg
このツアーの参加条件
1.ザックは最低12kgを余裕を持って背を得ること (゚ロ゚屮)屮
2.一日に10時間程度は余裕を持って歩けること
3.3日間連続で余裕を持って歩けること
この3っつの能力を事前トレーニングして来いと・・・
実際山中は二泊三日でも素泊縦走により女性でも最軽量の人で10kgで他は11~16kgだったと

 

・山岳会や山岳部は目的の山に見合った体力や技術が無ければ連れて行かないが原則で
年功序列や体育会系規律等を嫌う方々が技量等自己申告の商業的ツアー登山に
不特定多数が参加するので線引きが曖昧になると

 

同時期居合わせた・・・
伊豆ハイキングクラブ/男性2名・女性4名(平均年齢65.8歳)が
アミューズ一行を追越しメンバーの内ひとりが低体温症になったが全員無事下山した!
テントを持参し詳細な食料計画,防寒対策に訓練山行まで行ないこの山行に備えたと・・・

 

今回,事故の要因は『ガイドの判断ミス』の一点に尽きると!!!
しかし・・・ヾ('-'川
私は企画ツアーで決まった山小屋泊なのだから基本『食料・寝具』はツアー側が
“デリバリ/デポ”するべきでは!?
個人の重量負担やカロリー不足を補えて事故者が減ったのではと思うなぁ~!